びわ湖と暮らす家 あどまーるについて
小さな子どもを連れての旅行・・・行きたいけど、大変ですよね。当宿を運営するのは、二児の父親。
「大騒ぎして、他の宿泊者に迷惑をかけないか」
「走り回る足音が・・・」
「部屋の備品や調度品を触って壊さないか・・・」
「和室の障子を・・・」
と考え出すと、キリがないほど、子どもを連れた旅行ってハードモードですよね。その気持ちすごくわかります。
当宿は開業当時、2歳半と生後半年の娘を持つ父親である宿主が「自分が子どもを泊まるなら・・・」と考え抜いた工夫を凝らした宿。小さな子どもを連れていても安心して滞在していただけるようにしました。
当宿のコンセプトは、「家族想い」
お父さん・お母さんが、我が子に様々な経験をさせてあげたいという親の想い
普段、子どもから目を離せないお母さんを休ませてあげたいという夫の想い
仕事を頑張るお父さんに、自然の中で子どもたちと一緒にゆったり過ごしてほしいという妻の想い
家の中でドタバタしたら怒られるけど、ここだったら誰も怒らないから遊び放題という子どもの想い
そんなそれぞれの家族を想う気持ちに応えたいと思いながら、宿をつくりました。
心配ごとは、たくさんあるけれど、子どもにいろんな経験をさせてあげたいし、自分自身も楽しみたい!
そんな子連れファミリーの安心できる旅先としてお選びいただけると幸いです。
宿主・ご挨拶
日々子育てに追われている自分のようなお父さんお母さんが「子どもに様々な経験をさせてあげたいけれど、旅行に行くのは大変」という思いをされているのを少しでも解決したいと考えたのが開業の理由。ありがたいことに我が子は、琵琶湖に抱かれた自然の中で成長させていただいていますが、都会に住んでいるとそれが難しいのも事実。自分自身があのまま都会に住んでいたら、自分の子どもにこんなに豊かな自然体験をさせてあげることができなかったと考えると、今、都会で頑張っていらっしゃるお父さんお母さんが安心して泊まれる場所を作って、お子さんが様々な経験をするのをお手伝いしたいと感じ、宿を開業することにしました。
宿主 中谷翔
最近やっていること
2021年春、滋賀県高島市に移住。福井県で運営しているような地域の暮らしを体験できる宿を開業したいと空き家を探していたところ、素敵な地域・物件に出会うことができました。
宿運営、シェアハウス運営・観光連盟勤務・季節のお仕事手伝い(梅収穫・花はす収穫・つるし柿生産など)・ふくい移住サポーター・ドローンスクール講師・Kindle作家・WEBライターなど複数の仕事を積み重ねて生きる「複業家」として暮らしています。
これまでの人生
高校生〜大学生
ボランティア活動として、小学生を野外活動に連れて行っていました。京都市を出発地として電車で行ける範囲で活動をしていましたが、滋賀県だと比良山に登ったり、マキノ・箱館山でスキーを教えるなどしていました。
大学生
大学を1年間休学。休学届に書いた休学理由は「自転車で日本一周」ということで、4か月をかけ、自転車で日本をぐるっと一周しました。その時に「海外ばっかりに目を向けていたけど、日本にはまだまだ知らない面白い場所がある」と感じ、人生で「地方」「地域」に関わって生きていくことを決意。
社会人ファーストステップ
東京の大手旅行会社に勤務。東京初の九州旅行を担当していました。毎月2回ほど添乗員として、全国各地を旅できる魅力があったものの、東京いうコンクリートジャングルに適さなくなり、地方移住を決意。
社会人セカンドステップ
移住したのは岐阜県白川村。あの世界遺産合掌集落がある村です。ここにある宿泊施設に勤務し、ゲストサービスの全てを経験。予約受付・フロント・レストランホールなど宿泊業の基本を学びました。
自由人準備期間
もっと地域住民と関わりながら、地域の資源を宝物に磨いていきたいと考え、福井県へ移住。地域おこし協力隊という総務省の制度を使い、役場の嘱託職員として地域活性化をお手伝いしていました。地域おこし協力隊は最長で3年間が任期なので、任期終了後の仕事として、福井県南越前町に「地域まるっと体感宿 玉村屋」を開業しました。
自由人デビュー
7年間の会社員生活を経て、2019年に独立。そして、現在に至ります。会社員のような1カ所に雇われる働き方ではなく、様々な仕事を組み合わせて生きる「複業家」として、しっかりと子どもを養っていけるのかを実践・実験中!
びわ湖と暮らす家 あどまーるができるまで
あどまーるは、約10年ほど空き家だった古民家を2023年12月に譲り受けたところから始まりました。築年数は不詳。近所のおじいちゃんが「物心ついた時にはあった」と言っているくらいの古民家です。ここをプロに任せるところはプロに任せ、自分でできるところはDIYとして頑張り、作り上げました。
解体
長年使われてきたということもあり、フワフワしていた床を全て剥がしました。昔の家は、ネジではなく、クギで止められているので、バール1本で解体していくことができます。
プロの工事
宿泊されるゲストに安心して泊まっていただくのに必要な部分は、プロにお任せしました。床張りは大工さんに頼み、ユニットバス・給湯器・水の配管も工務店さんに。電気も電気屋さんにお願いしましたので、ご安心ください。
DIYで漆喰塗り
漆喰塗りは、素人でもそこそこできるDIYのひとつ。あどまーるの壁は全て自分の手で漆喰を塗りました。左官屋さんのように平たくはできませんが、模様に見えるような漆喰壁も味わいがあって良いのではないでしょうか。(と自分に言い聞かせています)DIYに関心がある方は、このくらいの壁なら自分自身でできるということを知ってもらえると嬉しいです。
DIYで秘密基地づくり
子どもの頃に憧れた「秘密基地」を今こそ作るチャンス!ということで、あどまーるの中に子どもが楽しめる秘密基地を作ってしまいました。